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TEDSとは?

TEDSとは?

TEDS(Transducer Electronic Data Sheet)とは、センサー固有の情報を電子的に読み書きする仕組みで、センサーに内蔵したEEPROMに記録し、この値を電子的に読み書きすることができるIEEEで規格化された記述フォーマットの総称です。
TEACの加速度トランスデューサー※やチャージコンバーターCC-20本体に内蔵されたメモリに下記を電子化し記録します。
メモリーチップを内蔵させることで、対応が難しい小型低容量のモデルにも対応しています。

  • モデル名
  • シリアル番号
  • 感度(物理量に対する出力値)等の校正係数

センサーだけでなくデータレコーダーがその読み出しに対応することで、センサー固有の値を電子的に設定でき、記録された情報を読み取り感度校正を自動化し、設定時のヒューマンエラーを排除、加速度トランスデューサー交換時の負担を軽減することができます。

加速度トランスデューサー交換時、感度が製品により微妙に異なるため、再設定が必要です。

【問題点】

  • 試験成績表の紛失により正確な感度がわからなくなることがある。
  • アンプ、データレコーダーに一度設定すると何度も変更するものではないので、設定方法を忘れることがある。
  • 加速度トランスデューサーのマニュアルを紛失して、設定方法が分からなくなる。
  • 多点計測をする際や出張時に試験成績書を持ち込む必要がなくなる。

内蔵されたメモリチップにモデル名、シリアル番号、感度(物理量に対する出力値)等の構成係数が、電子化し記録されている

自動的に設定完了

圧電型加速度トランスデューサーに内蔵されたメモリーに感度情報が記録されているため、データの紛失が起こりません。
ティアック製レコーダーが自動モードの際、つなぎ変えて電源を入れると自動的に感度情報を再度読み込み、設定がされるため、マニュアルを見ながら手動での設定がなくなり、現場でのメンテナンス性が向上します。

TEDS非内蔵の加速度トランスデューサーの接続方法

チャージコンバータユニットCC-20は電荷出力タイプの圧電型加速度トランスデューサー(600シリーズ)の出力インピーダンスを低インピーダンスに変換するためのプリアンプです。CC-20を使用することで、600シリーズを700シリーズのような電圧出力タイプとして使用することが可能です。
※ティアック製レコーダーには、駆動するための外部電源が備わっています。(WX-7000/VR-24/LX-1000(AR-LXPA1000))

ティアックのTEDS対応への取組み

ティアックは国内で最初にマニュファクチャラーIDを取得。ワールドワイドでは16番目(現在登録数90社中)に取得済みです。(マニュファクチャラーID:32)
他社のTEDSセンサーを接続される場合は、TEDS Ver及び対応電源を確認のうえ使用してください。
TEDS Ver1.0に対応。
IEPE対応電源:DC24V/4mA