TEDSとは?
TEDSとは?
TEDS(Transducer Electronic Data Sheet)とは、センサー固有の情報を電子的に読み書きする仕組みで、センサーに内蔵したEEPROMに記録し、この値を電子的に読み書きすることができるIEEEで規格化された記述フォーマットの総称です。
730ZT/731ZT本体に内蔵されたメモリに下記を電子化し記録します。
- モデル名
- シリアル番号
- 感度(物理量に対する出力値)等の校正係数
センサーだけでなくデータレコーダーがその読み出しに対応することで、センサー固有の値を電子的に設定でき、記録された情報を読み取り感度校正を自動化し、設定時のヒューマンエラーを排除、加速度トランスデューサー交換時の負担を軽減することができます。

【問題点】
- 試験成績表の紛失により正確な感度がわからなくなることがある。
- 加速度トランスデューサーのマニュアルを紛失して、設定方法が分からなくなる。
- 多点計測をする際や出張時に試験成績書を持ち込む必要がなくなる。

圧電型加速度トランスデューサーに内蔵されたメモリーに感度情報が記録されているため、データの紛失が起こりません。
ティアック製レコーダーは、TEDS情報を読み込む機能がありますので、現場でデータシートを見ながら設定する手間を省くことができます。
ティアックのTEDS対応への取組み
ティアックは国内で最初にマニュファクチャラーIDを取得。ワールドワイドでは16番目(現在登録数90社中)に取得済みです。(マニュファクチャラーID:32)
他社のTEDSセンサーを接続される場合は、TEDS Ver及び対応電源を確認のうえ使用してください。
TEDS Ver1.0に対応。
IEPE対応電源:DC24V/4mA
